しょんぼり百人一首 ~それでも愛おしい歌人たち~
失敗や苦労があったからこそ、名歌が生まれた!
百人一首に撰ばれた100人の歌人たちの
“ざんねんだけど愛おしい” しょんぼりエピソード集。
かるた遊びとして古くから親しまれている「百人一首」。
平安時代の歌人と聞くと、雅で華やかなイメージですが……。
じつは、失恋したり、島流しされたり、短歌をけなされたり、
百人全員が “しょんぼり” な経験をしています。
歌人たちの、笑って泣けるしょんぼりエピソードを読めば、
百人一首が100倍あじわい深くなるはず!
もちろん短歌百首と現代語訳も掲載していますので、
歌の意味を理解しながら楽しめます。
【内容例】
<花の色は>の小野小町は、キラキラ美女でも最期はドクロに!?
<瀬をはやみ>の崇徳院は、兄弟げんかに負けて、島流しにされる!
<忘らるる>の右近は、元恋人に天罰が下るように祈る!
<めぐり逢ひて>の紫式部は、ベストセラー作家なのに職場になじめない!
<ちぎりきな>の清原元輔は、みんなの前で馬から落ちて恥をかく!
【対象年齢】小学生以上
【著・天野 慶(あまの けい)】
1979年、東京・三鷹市生まれ。短歌結社「短歌人」会同人。かるた「はじめての百人一首」(幻冬舎)考案、NHKラジオ第1「ケータイ歌人」「ラジオ深夜便」出演、小中学生向けのワークショップ、雑誌連載のほか、『ちはやふる』(末次由紀/講談社)の93・95首目に短歌を提供するなど、幅広い場で短歌と百人一首の魅力を伝えている。